TATERUNARA STAFF 自己紹介

新築ランドリールームガイド|快適で機能的な空間づくりのヒント

2024/11/26(火) 家づくりのこと

ランドリールームの写真


新築におけるランドリールームの作り方

ランドリールームは、日々の家事を効率化し、生活を快適にするための重要なスペースです。

特に新築では、設計段階からランドリールームの機能性や配置をしっかり考えることで、

家全体の動線や家事のしやすさに大きな影響を与えます。

以下では、ランドリールームを作る際の基本的な考え方や設計のポイントを解説します。

 


1. ランドリールームの役割と重要性

ランドリールームは、洗濯、乾燥、アイロン掛け、衣類の収納といった家事を一箇所で完結させることができるスペースです。

以下のような利点があります。

家事の効率化

洗濯機や乾燥機がある場所で衣類を畳み、収納することで移動の手間を省けます。

 

室内干しスペースの確保

天候に左右されずに洗濯物を干せるため、梅雨や花粉の時期に便利です。

 

片付けのしやすさ

洗濯用品や洗剤を一箇所にまとめることで整理整頓がしやすくなります。


2. ランドリールームの基本設計ポイント

(1) 間取りの配置

ランドリールームの場所をどこに設置するかは家事動線の最適化において非常に重要です。

以下の配置が一般的です。

洗面室や浴室の隣接

洗濯物を出し入れしやすくするため、洗面室や浴室の近くに配置するのが便利です。

通常、洗面室に併設する場合が多いですが、物干し場や収納の事を考えると、洗面化粧台は、

リビングの近くに上手くコーナーを作り独立させる事で、ランドリールームとして広く使え、

また洗面化粧台の場所を収納スペースに置き換えることもできます。

独立した洗面化粧台はオープンの為、手洗いなども家族全員が使いやすくなります。

 

キッチンの近く

家事の合間に洗濯作業を進める場合、キッチンと近い場所に設置することで効率的な動線を確保できます。

 

(2) 必要な広さ

ランドリールームの広さは使用目的や家族構成によって異なりますが、

浴室の隣の脱衣場をランドリールームにする場合は、洗面台の場所を家族の下着の収納場所にすると良いでしょう。

洗う、干す、収納が1部屋で出来るので効率が良いです。

当然、洗面台は独立しているので、家族の誰かが脱衣場を使用していても自由に使用する事が出来ます。


3. 設備・仕様の選び方

(1) 洗濯機・乾燥機の設置

縦置き型

スペースを節約しやすい方法です。上部を活用して収納棚を設置することもできます。

 

横並び型

洗濯機と乾燥機を横並びにおく事で、作業台として上部を使用でき、洗濯物を畳む作業やアイロン等の作業がしやすくなります。

 

(2) 室内干し設備

物干しポール

天井に設置するタイプのポールは、使わない時に収納できるものが便利です。

 

昇降式ハンガー

手動または電動で上下に移動できるハンガーは干しやすく、取り外しも簡単です。

 

(3) 換気と湿気対策

ランドリールームは湿気がこもりやすいため、適切な換気設備が必須です。

換気扇の設置

湿気を排出するために十分な性能の換気扇を設置します

 

窓の配置

自然換気ができるよう、小窓や通風窓を設けるのも効果的です。

 

除湿機の活用

室内干しが多い場合、除湿機を活用することで乾燥を早めることができます。

 


4. 収納の工夫

収納棚の設置

オープン棚

タオルや洗剤をすぐに取り出せるため便利です。カテゴリーごとにボックスなどで工夫して整頓すると取り出し易いしスッキリ見えます。

 
扉付き収納

見た目をすっきりさせたい場合には、扉付きの収納が適しています。

中の棚は、小物を入れる棚や洗剤など背の高いものを入れる棚等用途によって変えれるように可動棚がおすすめです。

 

洗濯カゴの配置

カゴの数を分ける

洗濯前後の衣類を分けて収納できるように複数のカゴを用意します。

 

可動式ワゴン

カゴを収納できるワゴンを使えば移動が簡単で、整理整頓もしやすくなります。


5. 作業のしやすさを重視した設計

作業台の設置

洗濯物を畳むスペースとして、作業台を設けると便利です。

耐水性のあるカウンター材を選ぶと長持ちします。

作業台を設けるスペースが無い場合は、プランにもよりますが、作業台として、壁面にそう様に折り畳む事も可能です。

 

動線の工夫

洗濯から収納までのスムーズな流れ

洗濯機、乾燥機、アイロン台、収納スペースを直線またはL字型に配置することで効率的に作業が進められます。

 


6.デザインの工夫

明るい壁紙やタイル

洗濯作業が楽しくなるような明るい色味を採用します。

 

統一感のある収納

ランドリーバスケットや収納グッズを揃えることで、見た目がすっきりします。


7. 注意点

ランドリールームを設計する際には以下の点にも注意してください。

十分な電源確保

洗濯機や乾燥機以外にもアイロンや除湿機などの家電を使うため、コンセントの位置と数を計画的に配置します。

 

安全対策

水漏れ対策として防水パンの設置や、床材に耐水性の高い素材を使用します。

 


まとめ

新築でランドリールームを作る際には、動線の最適化、設備の選定、収納や作業スペースの確保、デザイン性など、

多くのポイントを考慮する必要があります。

家族のライフスタイルに合った機能的で快適なランドリールームを設計することで、毎日の家事が大幅に楽になります。

設計段階で具体的なイメージを持ち、専門家と相談しながら進めることが成功の鍵です。

 


お申し込みはこちら

1ページ (全3ページ中)