3. 断熱性能を高めるためのポイント
高気密・高断熱設計の採用
断熱性能を十分に発揮するためには、家全体の気密性を高めることが必要です。
隙間から冷気や暖気が漏れないよう、気密性の高い設計を採用することで効率的な空調が可能になります。
気密性と断熱性は相互に関連しており、両方を高めることが快適な室内環境を実現する鍵です。
外壁と屋根の断熱
外壁や屋根も断熱の要です。特に屋根は太陽熱を直接受けるため、夏場の室温を下げるために効果的な断熱対策が求められます。
外壁も、壁内部の構造と断熱材の組み合わせで断熱効果が大きく異なります。
断熱の種類や、施工方法はいろいろありますが、これから家を建てられる方は、数値に着目して下さい。
断熱の数値は、断熱材の種類や厚みで変わってきますが、建てる前に使用する断熱材の計算をしてUA値として出すことが出来ます。
断熱等級6を目指すのなら、UA値0.46以下とし、目に見えない気密は、測定をしてもらう事です。
建築途中に「気密測定」をして0.5を目安にされたら良いと思います。
信頼できる施工業者を選び、しっかり数値の約束のもとで建築されることをお勧めします。数値は噓をつきません。
断熱施工の精度
いくら高性能の断熱材を使用しても、施工が不十分だと効果が半減します。小さな隙間があると、そこから外気が入り込み、室温が安定しません。信頼性のある業者を選び、施工精度の高さにこだわることが重要です。
第4回へ続く