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【特集記事】後悔しない家づくり|知っておくべき断熱について#2

2024/11/16(土) 家づくりのこと

断熱性能の高い家で家族が快適に暮らす写真

2. 家づくりで失敗しないための断熱性能の基礎知識

断熱材の種類と特徴

断熱材には、グラスウール、発泡ウレタン、セルロースファイバーなどさまざまな種類があります。

それぞれに特徴があり、用途や目的によって選ぶべき素材が異なります。

例えば、グラスウールは比較的安価で施工しやすいと言われていますが、実は、大変施工精度を問われる断熱材です。

柱間に隙間なく入れたり、防湿シート、透湿シートの張り方などでも、断熱効果が変わってきます。

グラスウールのコストは安いですが、確実な施工が出来る業者さんを選ぶ必要があります。

発砲ウレタンは気密性が高く、細かい隙間にも充填出来るため優れた断熱性能を発揮します。

しかし。燃えると有毒ガスをだしたり、白蟻被害に若干弱い点や、断熱材自身の性能より、

吹き付ける職人さんによって効果が変わる点がデメリットです。

どんな断熱材でもメリット、デメリットがありますので、家の構造や、地域の気候に応じて、適切な断熱材を選ぶことが大切です。

防湿性に欠ける場合があるため、防湿シートとの併用が望まれます。

一方、発泡ウレタンは気密性が高く、細かい隙間にも充填できるため、優れた断熱性を発揮します。

家の構造や地域の気候に応じて、適切な断熱材を選ぶことが大切です。

断熱性能を示す数値

断熱性能を客観的に評価するためには、数値での確認が不可欠です。

特に「外皮平均熱還流率UA値」や「断熱等級」といった指標があります。

UA値は低いほど断熱性能が高いと言う事になります。

どれくらいの数値が良いのかというと、最低でもZEH基準の「UA値0.6以下」を目指さないと、

税制優遇のある「長期優良住宅の認定」を取得できません。

しかし私達が考える「住み心地の良い家」とは、断熱等級6「UA値0.46以下」つまりG2れべるの家を目指すべきと考えてます。

建築計画の段階で、断熱性能の指標をしっかり確認し、納得できる数値が保証されているかをチェックすることが重要です。

窓の断熱性能

窓は壁や屋根に比べて断熱性能が低い部分であり、室内温度に大きな影響を与えます。

シングルガラスよりも二重ガラス、さらにはトリプルガラスなどの複層ガラスを採用することで、

断熱性能を大幅に向上させることが可能です。

また、窓枠の素材もアルミニウムより樹脂のほうが断熱効果が高いため、窓選びには注意が必要です。


第3回へ続く


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