新築時のシロアリ対策は、建物の耐久性を維持するために非常に重要です。以下に、新築時に行われるシロアリ防除の一般的な方法とその写真例を紹介します。
1. 木部への薬剤塗布
建築中の木材に防蟻薬剤を塗布することで、シロアリの侵入を防ぎます。特に、床下や基礎周辺の木材に重点的に処理が行われます。
薬剤には、農薬系のネオニコチノイドやピレスロイド系などの揮発系の薬剤と、非揮発のホウ酸の防蟻剤があります。農薬系は揮発するため、5年位で効力が無くなります。一方ホウ酸は、経年で分解されないので半永久的に効力が持続します。
初期費用は、ホウ酸の薬剤の方が高くつきますが、半永久的に効力が続く為、再施工が必要な農薬系の薬剤に比べると費用対効果が期待できます。
タテルナラでは、人とペットにやさしいホウ酸のエコボロンを使用しています。
2. 土壌処理
基礎工事の際、土台や柱など材木だけでは無く、建物周辺の土壌に防蟻薬剤を散布することでシロアリの侵入経路を遮断します。
3 基礎パッキン工法
床断熱では基礎と土台の間にパッキンを挟むことで、通気性を確保しつつ、シロアリの侵入を防ぐことが出来ます。白蟻は、湿気を好み乾燥を嫌います。
基礎断熱の場合は、気密性が高い分、床下に湿気がたまりやすく、白蟻被害のリスクが高くなるため、細心の注意と対策が必要になります。
これらの対策は、新築時に適切に行うことで、シロアリ被害のリスクを大幅に減らすことができます。
丁寧な施工が出来る専門業者を選ぶことが大切です。